
この3つが基本かつ、パターン発見に充分に役立つからです! 最初からチャートに表示されているので、なんとなく表示させている方も少なくないトレンド系指標。 実はオシレーターと組み合わせることなく、単品でもパターンを見つけられるポテンシャルを秘めています! その意味や内容について知っておくとパターン発見に役立ちますので、トレンド系指標の種類と使い方を解説します! これを機に分析のお供にしてみてください! 目次 2種類ある、テクニカル指標(テクニカル分析で使われる指標)の内のひとつです。 テクニカル指標はトレンド系以外にも存在し、 の2種類があります。 トレンド系:株価が上がり基調か、下がり基調か流れを教えてくれる オシレーター系:売られすぎ、買われすぎを教えてくれる この2つを組み合わせると、より売買のタイミングを捉えることができます。 メリット:分析の補助になり感覚的なトレードでなくなる デメリット:ツールによっては価格帯別出来高など同時に表示できなくなる場合がある トレンド系指標の中でも、まずは下記を押さえておきましょう。 理由は下の3つです。 それでは、どんなものかポイントと共に見てきましょう! そもそもトレンド系指標とは
トレンド系・オシレーター系の違い
使うメリット・デメリット
おすすめトレンド系指標・3選
移動平均線
その通り、最もメジャーなトレンド系指標です!
移動平均線は日足・週足など問わず、期間は自由に設定することが可能で、
一般的な移動平均線の期間の設定は下記です。
- 日足:5日・25日・75日
- 週足:13週・26週
(英語で”Moving Average”と言われるため、日足の5日線は”5DMA”などと書かれることもあります)
ただ、これ以外の期間を設定をすることで思わぬパターンの発見もあります。
そして、よくポイントと言われる
- 短期線が長期線を上に抜ける、ゴールデンクロス(GC)
- 短期線が長期線を下に抜ける、デッドクロス(DC)
と、あわせて見るべきシグナルがあります。
それは「株価の移動平均線へのタッチ」です。
特に短期においては顕著で、株価が移動平均線へ触れたあとの動きをみることがシグナル発見に繋がります。
- 期間の設定は自由に変えることができる
- 期間の設定をいろいろ試すことで思わぬ発見も見込める
- GC・DCとあわせて、移動平均線へのタッチも意識して見る
ボリンジャーバンド
- 統計学を応用したトレンド系指標


ボリンジャーバンドは「バンド」と言われる収束と膨張を繰り返している線を用いた、トレンド系指標です!
注目すべきは収束と膨張している箇所です。特に株価が急騰し膨張したあとの収束はパターンの発見に役立ちます。
構成されている線は「+3σ、+2σ、+1σ、25DMA、−1σ、−2σ、−3σ」となっていて、それぞれの線の中に収まる確立が算出されています。
- −1σ~+1σ:68.3%
- −2σ~+2σ:95.5%
- −3σ~+3σ:99.7%
これを見ると「−3σ~+3σ」を飛び出しているところは確立でいったら「0.3%」とほぼあり得ないということになりますね。
- 収束と膨張している箇所に注目する
- −3σ~+3σから飛び出すのは「0.3%」
一目均衡表
- 「一目で相場がわかる」と言われているトレンド系指標


一目均衡表は「5つの線」と「雲」と呼ばれているものから構成されています。
それぞれ、移動平均線を応用した線になっていて、雲は「先行スパン1」「先行スパン2」と呼ばれる線に挟まれた領域のことです。
雲は抵抗帯にも支持帯にもなり、厚ければ厚いほど抵抗帯・支持帯として強力になります。
ゆえに、雲を上抜く・下抜くという動きや、分厚い雲の下にいるときは下落する可能性が高いということになります。
- 雲:先行スパン1〜先行スパン2の挟まれた領域
もし、複雑な見た目になれてきたら「5つの線」の並び順に注目しながら分析をしてみてください。
(厳密には違いますが、5つの線は全て移動平均線を応用したものと思って頂いてOKです)
- 最初はとにかく雲に注目をする
- 雲を上抜いた・下抜いたあとの動きからパターンを見つける
- 見慣れてきたら「5つの線」の並び順に注目する
発展・シグナルを見つけるヒント

見つけられます!
ぶっちゃけてしまうと細かい計算式うんぬんではなく、チャートとにらめっこしていればパターンを発見できます。
相場においては「チャートの観察=アウトプット」です。
知識だけいれて頭でっかちになりすぎないように注意しながら、インプットとアウトプットを交互に繰り返しましょう!
そんなアウトプットのヒントを3つお伝えします!
①数字の設定をいじってみる
期間の数値をいじってみましょう。
移動平均線で言えば、5DMAとか25DMAではなく「7DMA」など数値をいじって見てみると思わぬ発見があります。(7DMAはあくまで例です)
②全部のトレンド系指標をみてみる
同じチャートで全部のトレンド系指標を見比べてみてください。
たとえば、自分で移動平均線での勝ちパターンを発見していたとしましょう。
その時に「ボリンジャーバンドではどうか?」「一目均衡表ならどうか?」と確認をすることで使いなれていないトレンド系指標でもパターン発見の手がかりを見つけられるかもしれません。
③オシレーターと一緒に見てみる
オシレーターと一緒に表示をさせましょう。
たとえば、自分でオシレーターでの勝ちパターンを発見していたとしましょう。
その時に「トレンド系指標ならどうか?」と確認をすることで思わぬパターン発見があるかもしれません。
もし発見できれば判断基準が増えるので、トレードの精度があがります。
まとめ
移動平均線・ボリンジャーバンド・一目均衡表の3つの中で、自分なりに興味が湧いたものを研究してみましょう!
単品でもパターンを見つけられるポテンシャルを秘めています!
その意味や内容について知っておくとチャートから受け取れる情報量が増えるので、普段みているチャートの景色が徐々に変わってきます。
トレンド系指標を相棒にあなたの勝ちパターンを見つけてみてください!